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暇つぶし24

> メディアさんとかひっぱるんでしょうか、これ?

 基本的にカップルな人は引っ張らない予定

> 矛盾とか、捏造とか言いたい人には言わせておいて、どんどん話が進むほうが読み手としてはありがたいです。  そういうのに対応して、改訂重ねた挙句、お話が止まって、そのまま放置ってケースが一番困るので。 二次創作って面白ければ全て良しだと思いますし、ここのは非常に面白いのでいつも楽しませて頂いています。

 いいわけ考えるのも楽しいのです、でもありがたいお言葉です。
 ただ、二次創作か?っていう辺りはありますが。

> この世界でライラちゃん出るとは。ザバーニーヤってホンマに予想つけづらい。四字熟語つければ大抵それっぽいし。平行世界のなかには、ザパーニーヤ(鮮血神殿)とかぶっ放すハサンがいたりして。

 一応○○××の○○は妄想、空想、幻想、夢想という感じの言葉で縛ってます。
 まあ、連想伝言とかな宝具は可になりそうでいやですが。

> もしやこれでライラちゃんが正妻決定?色々とクレームつけてきそうなお嬢さん方がで出て来そうですw

 あのへたれに正妻なんてもったいないのですよ。

> 出るか不明なネヴァンちゃん姉妹とかアリス姐達や最初の契約者?として既得権を主張しような麻子さんとかw
> そういえばFakeのメディアさんもかわいかった…有能な癖に素でボケて暴走気味に健気ってのが萌えたw

 ありがとうございます。

> 少し前に「人間相手に宝具開放って」みたいのがあったが、マジでやるとは。
 ってマテ、メディアさんの命令からして、暗殺用じゃないのかこの宝具。

 思いっきり暗殺用です。
 ライラちゃんは千夜一夜物語辺りの普及で後付になったイレギュラーじゃないかなーとか。




 気がついたら、森の中に居た。
 自分を見たら、白いイタチになっていた。
 
「……とうとう、げっ歯類まで成り下がったか OTL」

 あまりの現実にかなり凹んだのだが、生意気にもこのげっ歯類はファンタジーの産物らしいことに記憶をあさって気がついた。

 名前はユーノ・スクライア
 普通の異世界人らしい。
 普通かどうかは判らんが、この世界を含む大世界? においては、次元移動は確立されたテクノロジーだそうな。
 パーソナルレベルでそんな事が出来るなんて、どっかの誰かが人生を投げ捨てそうだ。

 ところで、この姿に何を思ってなったのかはわからんが、戻れない事に気がついた。
 素養的には出来るのだろう……けど、やり方が判らない。
 例によって、謎器官の謎感覚で魔力値300位とか言う謎単位を基点に、揺らぎをこんくらいで抑えて、結界張る時の準備タイミングで平衡を保ちつつ、最後はえいやーで仕上げとか言われても判らんのですよ!!
 因みに首から提げてる赤い球、レイジングハートとかいうらしいデバイスは、祈願型という物凄くありがたいマニュアル要らずの魔道機械? らしいのだが、キッパリと俺は元ユーノ氏とは別人と判断され、認証段階で蹴られて以降うんともすんとも言わない。
 お陰でヘルプも何もわからない。
 オンラインマニュアルなんて大嫌いだ。

……
……

 じっとしてても仕方が無いので、公園らしいこの森で安全そうなデカイ木の洞に収まって、色々と考えてみることにした。

「そういや、前回は……なんで死んだんだっけ?」

 記憶があいまいだ。
 なんか、長いこと寝てたみたいな……。

(旦那さまは3年程眠っておられましたよ)
「誰? 麻子さんじゃないよな」
(ん? 呼んだか?)
「麻子さんは居る、でも別の声?」
(ライラですよ!!)
「……だれ?」
(ひ、酷い!! うわぁぁぁぁぁん)



 泣きやむまで2時間かかりました。



 つっかえつっかえ話を聞くと、前回の最後はキャスターが何とか聖杯を手中に収めたらしい。
 あの教会での戦闘時、麻子さんの契約をはごうとして、俺と間枯某との契約?を壊して、異界の穴が開きかけたところで、ハサンの宝具が発動。
 殺傷力はなく、ただ存在を眠らせるというだけのものだったが、恐ろしい事に俺の中の人というか、麻子さんにも繋がってる意識体もろともを眠らせたらしい。
 そのお陰か、穴が開く速度は鈍り、キャスターの魔術で一時封印することで事なきを得て、その後も聖杯戦争はつつがなく終わりまでたどり着いたとの事。
 小聖杯はマクファーソン氏が抑えていたらしいが、俺のこさえた穴を材料にキャスターが協会に取引を迫り(脅迫)確保、遠山さんにはキャスターの知識とセイバーの保持を協会に認めさせることで手出し無用を取り付けたそうな。
 その後、聖杯でキャスターは受肉、某男性教諭と婚約、2年半ほどの期間をかけて異界の穴の調査を行ったが、汚れた聖杯意以上にどうにも使いようの無いただの危険物と判断。
 己がラブラブの世界から危険物を放り出す決断は、まさに瞬時。
 その日の夕方には取り掛かり、数ヶ月でその方法を確立し、実行したとのこと。
 ランサーは戦争終結後に契約を破棄し送還。
 ハサンは何を思ったか、放逐される異界の穴に飛び込んだとか。(義理かねぇ)
 ライラちゃんは、ハサンが消えた後、俺が消える(間枯某から離れた)時に意識が途切れたそうな。(そういや、離れた後の元宿主ってどうなるんだ?死んでないのは初めてだが…)
 しかし、こうやってライラちゃんがこっちに出てきてるとなると、あの呪いというか、宝具はとんでもないものだったのかもしれないな。

「で、今は何が出来るの?」
(炊事洗濯は完璧です!!)
「いや、そうでなくて」
(気持ち魅了の能力が残ってます。 あと、キャスターさんに着せ替えさせられたお陰で、着替え(現界時)のレパートリーが増えてます。 主にフリフリですが!! あ、宝具の力はないですよ?)
「さいですか……あ、表には出れるの?」
「もちろんですよ!!
 出れま……あれ? た、高いですぅぅぅ。 ひぃぃぃぃーーー」

 なんか見覚えのある顔が一瞬見えたと思ったら、バサバサバサーと枝を叩き折りながら、重力に魂を引かれていってしまった。

 南無ー(人)
by katuragi_k | 2007-06-20 01:44 | 暇つぶし
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