>麻子さんと主人公のエロスが見たいぜ!!アサシン二人って地味に強いと思うのですがどう思います?
相手が認識してないうちは強いと思います。 ただ、バトルロイヤルには向かない気はしますが。 相手の数が減ってきて、切り札の数>相手の数の状態になれば、下手を打たない限りかなりいい感じになるかと。 >教会の隠蔽工作とかどうなっているんでしょうか? それとも隠蔽した結果が銃撃戦なんでしょうか? 協会及び教会が、積極的に事実隠蔽に走るかどうかは、その世界次第という部分もありますので、あんまり気にしないでください。 まあ、事実隠蔽の手段として、その事実の一面だけを説明できるような、適当な事を一杯撒いて飛びつかせて、適当な答えにたどり着かせて、満足させちゃうとか、情報過多で意味不明にしちゃうってこともあろうかと思いますんで、そんな感じで呷ったとか。 あんまし、深く考えてません。 今の状況で学校なんてものには行く気は無いのー。 行っても、殆ど訳わからんだろうしー。 でも、この家に居ても気がまぎれないので、麻子さんとハサン引きつれ駅前をブラブラしていますー。 まあ、昨夜の戦闘痕を見に来たのだけどー。 「結構あちこちに戦闘の痕跡がのこってんな」 警察が立ち入り禁止にしている所、してない所も含めて、アチャーが射ちまくった矢の破砕痕だとか、セイバーらしき人の足跡とか。 なんつーか、ビルの合間の路地で壁面交互に蹴って上がっていった様子とか。 コンクリの壁に窪みとかあるんだぜ、どういう都市伝説が湧いて出るかすげぇ楽しみかも。 オーバーハングも完全無視だね。 「しかし、足跡は小さいってのは読めるけど、歩幅は全く当てにならんな」 3-5メートルは一足飛びってどうよ。 本当にサーヴァントってのは……。 「遠目に見た限りでは、魔術師殿と大差ない小兵……いや、これは失礼」 ハサンが口ごもったが、別に俺は気にしてないから軽くスルー。 「他には?」 「銀の甲冑、青の装束、金の髪といったところでしょうかな?」 それで正体当てるのは、厳しいだろうなあ。 「大体、サーヴァントの外見って、時代とかあてになんねえもんなー、どっちかってーと凄い有名な絵本とか見た方が正解近いくらいだし」 「おお、そうそう。 宝具開放時に、エクスカリバーと」 えーと、なんだっけ? アーサー王だっけ? 有名どころの英雄ってのは、世界が変わっても居るんだよな。 マイナーどころは変わったり消えたりするから油断ならんけど……笑うとこでは桶狭間で織田信長が今川義元に返り討ちでも、ちゃんと平成は来てたりするしな。 「てか、そっち先に言えよ!! ハサーン!!」 「ホッホッホ」 この爺に遊ばれてる? 「は、まあ良いけど。 それにしても、エライの引いたな遠山さん」 「セイバーとしては特一級だな」 感心する麻子さん。 「まあ、この世界でも有名だかんね」 というか聖杯戦争が確定した以降での分岐した世界を回ってるんだろうし、おもいっきし古い伝承なんて、似たようなとこあって当たり前か。 「じゃあ、山へ行こうか」 山は、遊歩道の入り口が、立ち入り禁止の柵でふさがれていた。 緑の豊富な散策地として親しまれていた場所だったが、今は山肌へ縦にザックリと傷が入っている。 新聞によると色々書いてあったが、大方の見方は落雷という事で片付きそうだとか。 「えーと? 目算で縦30メートルの幅3メートルくらいかね」 ふもとから見上げた焼け焦げたような一撃の跡地は、まだ威力がくすぶっているような雰囲気が残っていた。 ハサンが見当をつけた距離は、発動地点から山まで約1500メートル。 エクスカリバーといえば対軍宝具の癖に、この距離でよくもこの精度を……うちが割りと街中で良かった。 さもなくば、ビルの上から一撃とかで消し飛ばされそうだ。 「さ、現場に行ってみるか」 麻子さんに担がれて、遊歩道の柵を乗り越える。 人も今ではもうあまり居ないので、そう目立つことも無いだろう。 現場に立つと、エクスカリバーのとんでもなさが良く判った。 焼けた地面の中央に幅30㎝ほどの溝が深さ一メートル位でずらーっと切り込んでる。 「石も地面もお構いなしだな」 辺りには、焼けた木や草が散乱しているが、恐ろしいのは焼けた木の幹にガラスみたいな物が、べったりと張り付いてたりするところか。 残撃で飛ばされた土やら石が、瞬時に熱で溶けて飛散したんだろう。 「これなんてビームサーベル? こりゃ防御もくそも無い。 食らってるようだと、相手のアーチャー助かってないような気がするなぁ。 それこそ、これに耐えるような相手だったら、それはそれで嫌だし」 あ、教会行ったら確認できるかな? でも、聖杯戦争時の神父ってあんまり近寄りたくないけど。 まだ序盤だし、下手なことはしないかな? 「試しに行ってみるか?」 で、教会。 神父いわく、やっぱりアーチャーは死んじゃったそうな。 現在マスターを保護して、令呪は回収したとか。 三騎士のしぶとさはどこ行った。 俺の関るときはなかなか死なんくせに、さすがはアーサー王って事なんだろかと思ったり。 黙ってぶつぶつ言ってると、神父がふむと一唸り。 「間枯の若殿も、保護を望まれるか?」 どうやら怖気づいたと思われたらしい。 壮年の癖にエネルギッシュな神父が、「時に逃げる事は恥ではない」と仰っておられます。 ふふん、どうにもならん事に殺される恐怖なんて、とうの昔に通り過ぎてますよ。 今は死ぬまでの間にどれだけのんびり出来るかと……あら? なんで、俺まじめに戦ってるのかしらー? ああ、ハサンの為だっけか。 ハサンもまだまだ元気ですから、ここは様子見で。 「僕はもう少し頑張ってみますよ。 死にかけたら逃げてきますので、そのときはよろしくお願いします」 「ほう、これはこれは。 先に聞いた話では、間枯の若殿はプライドだけは高いが、長生きできないタイプと聞いておりましたがな」 神父がニヤリと笑ったんで、こちらもニヤリと返した。 だれだ、そんなこと言うやつは……それは俺のことじゃない。 「なるほど噂は当てにならない物ですね」 きしむ扉を開き、神父と違う声が教会に響いた。 「おや、今日は珍しくお客様の多い日のようだ」 嬉しげな神父。 夕焼けが教会の入り口から差し込んで来る。 逆行の中に立っているのはパッと見ではスーツ姿の男性。 しかし、声はハスキーではあるものの女性の物のようだった。 「バゼッタ・フラガ・マクファーソン、協会の者です」 入り口に立っていた影が、こちらにやってきて自己紹介をした。 見るんじゃなかった。 握手を求める手は、でかくてごつい。 そして、一瞬は男装の麗人だと思いかけた、その正体はメイクしてヒール履いた声の甲高い男だった。 この世界、こんなんばっかしか。
by katuragi_k
| 2007-05-24 22:53
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