しまった、少し長くなってきた。
凝りだしたら、力尽きかねないのでさっくり繰り返しさせないと。 スパイダーマン3を見てきました。 相変わらず、鬱屈がたまります。 愚痴るとおもいきしネタバレしそうなんで、敵さん事を少しだけ。 敵さんズ サンドマン ……アバン流空裂斬とかで死ねそうな気がしたが、核が有るわけじゃないぽい。 次作以降に再登場なら死亡フラグ立ったような? ブラック・スパイディー ……ピーター自重。 ヴェノム ……ある意味ピーターが自重してれば生まれなかった気もする。 フェイスオープン時に人間の顔があるのに、ヴェノム時の口カパァ状態の切れ込み方が凄いのは突っ込んではいけないのだろうか。 ゴブリンJr ……ハリー・オズボーン、真の主役。 アニメ版とかで身も蓋も無い財布扱いされている彼がこうもカッコイイのはどういうことだ。 まあ、ちょっと黒かったりするが。 買い物済まして家に帰ると、玄関に広い肩幅をいからせたデカイのが待っていた。 「兄貴、爺が呼んでる。 温室に来いとさ」 「判った」 デカイのは用が済んだらスタスタと去っていく。 話だけ聞いていれば、普通の男兄弟に思えるが、相手の姿が目に痛い赤メインのメイド服だと一転して異常事態に陥る。 よくぞ端的に返答できたものだと思う。 いったい、どこの世界のメイドガイだと突っ込みたかった。 「あれが、自称妹のエミヤスフィールか。 またいらん記憶が沸いてきたな」 昔は目晦ましかけてたのに、今は完全オールオープンだとか。 「言葉遣いは男やんけ!!」とつっこんだら、「いや、俺はちょっとボーイッシュなんだ」とか抜かしたとか。 アインスベーレン、魔法を取り戻す為に聖杯をつくりあげ、その手段としてすべてのサーヴァントにバーサーカーの要素を付加する。 その手段が、いかに強いサーヴァントをバーサーカーにするか、そしてそれを御せるマスターを作り上げるかと言うこと。 それがいつの間にか目的にすり変わって200年。 今ではバーサーカーオタクと言われるとか。 ああ、本当にどうでもいいことばっかりだ。 「爺とやらに会いに行くか……」 気を取り直して、温室に向かった。 ハサンには部屋へ荷物を持ってってもらった。 「入りますよお爺様」 温室には西日が赤く全てを染めた世界があった。 その中央、少し開けた場所にそれは在った。 季節外れというか、存在自重と突っ込みたくなるような椰子の木。 そしてそれに生っている椰子の実と……爺。 「よっ」 ヒョイと手を上げる爺の実。 なぜか和装の格好で木にぶら下がっている。 思わず、椰子の木に近づいて5、6発蹴りを入れてみたが、ぶらぶら揺れるだけで落ちてこなかった。 それが孫とのコミニュケーションであるかのようにヒョヒョヒョと笑う爺。 無性に悔しい。 この温室にヤシガニか猿でも放してやろうかと沸々と湧き上がる思い。 「何の用だよお爺様!! 聖杯戦争は俺には関係ないだろ!! マスターにゃどう頑張ってもなれねーんだからさ!! エミの奴にやらせりゃ良いだろう」 率直に叩きつけてみた。 「これこれ、エミちゃんはあくまでも間枯の血を残す為の者「ちょっとまてぃ!! ありゃ男だろうが!!」ん? じゃが、本人は女だと言って居るぞ、心は「心はって言ってる時点で駄目だろうが!!」 駄目だ……こんな突っ込みどころ満載な世界は疲れる。 「もう令呪は現れておる……わしにな。 わしは動けぬゆえ、おぬしがわしの令呪をもって、代理のマスターとして聖杯戦争に参戦せよ!!」 ビシッと指を空に向かって指し示しているが……木にブラブラ揺れながらだと威厳もくそも無い。 遠くでカラスがアホーアホーと鳴いている。 「で? どうやって令呪を?」 「わしの足元にある令呪を皮ごと剥ぎ取り、地下にある接木の書に張り込めばよい。 あとは、はがした樹皮のあとにコケを貼り付けて水分と肥料を……コリャちゃんと訊かんか!!」 幹の根元付近に、子供が落書きで引っかいたような傷があった。 横棒、縦棒のクロスに逆Uの字……木の篆書体か? ベリベリと引っぺがして温室を出た。 「うひょー、染みるー」 なんか奇声を上げている植物の為に、一旦台所に戻って塩を持って来て、しっかりと摩り込んでから温室を後にした。 書庫へ行き、山と積んである園芸関係の雑誌をのけて目当ての物を探し出す。 表紙を開くと、のりしろと書かれた破線の四角が目に入った。 どこの工作だと思いつつ、令呪の付いた樹皮を貼る。 完成すると、驚いたことに、本に魔力がこもっていた。 おそらくあの植物爺の魔力だろう……道具として使えば、魔術行使も可能のようだ。 「なんて胡散臭いんだろう」 でも、参加者になっちゃったか。 植物に呼ばれるサーヴァントって、どんなのが出てくるんだか……あれ? 呼ぶのは俺か? うーん触媒なしは毎度とはいえ、なんか嫌な予感がしなくも無い。 その夜のうちに召喚を行った。 なんというか、アサシンが出た。 召喚前にハサンが「私が居るだけにハサンが出そうだな」とか言ってたらハサン出ました。 「知ってる人?」 「ハサンという者はその時代時代の長に冠せられた物で、同時代に存在したわけではないよ。 それに暗殺者は素性を隠すもの、伝承にも伝えられる事は無い」 そう言って苦笑された。 なるほどと思い、その辺の話も聴いてみたいなと、今呼び出した別ハサンに目を向けたが、さすがに魂抜けハサンは話するにはちとつらい。 とはいってもなんか喰わすのは、それはそれでまだ覚悟が付かない。 キーキー言ってる魂抜けハサンをどうしようかと考えていると、ふと丁度いい物が思いついた。 温室へ行き、夜で活動の鈍ってる爺を食わせてみた。 植物食わせてどうなるかと思ったが、アサシンは爺っぽくしゃべるようになり、椰子の木は別の実が割れて、中から新しい爺さんが出てきた。 本当に大概人間やめてやがる。 その日は疲れてたのか、よく眠れた。
by katuragi_k
| 2007-05-18 21:25
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