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もう自分でも何がなにやらな感じでとりあえず書いている。

で、続く。



「ごめんなさい。 僕、嘘ついてました」

 通された部屋で、館の雰囲気なんて目じゃない感じの異界を見せ付けられて思わずそう口走っていた。

 その1、四国の八十八箇所回るか違約金百五十万ドル払うかしないと抜けられないエトランゼじゃなくて、霊場回るような格好でオッサンがデカイ金魚すくいのポイ見たいな太鼓をぽんぽこぽんぽこ叩いてるそばで、暗黒舞踏さながらに踊り狂っているオバちゃん。

 その2、紫ラメラメ、それはどこの世界のスケイルアーマーですか?みたいなドレスを着て、ウエストのベルトに固定された移動可能な台の上に水晶玉のせて、「見えます!! 見えます!!」とブツブツ呟いている、ヘルメット寸前のオカッパががちがちのおばさん。

 その3、どこの芝居小屋から逃げてきましたか? な感じの僧兵装束で天井と言わず壁と言わず床と言わず、「かーーっつ、渇、かーっつ、かーーーっつ」と拳振り上げてる、一体何が見えるのか聞くのも怖い大男。

 てな感じのTOP3以下、胡散臭いというか、何を基準に選んだのか担当者に小一時間問い詰めたいようなメンバーが揃っていた。
 てか、僕もその基準の中に入ってますか……しくしくしくしく。

(ラーメン屋のメニューに挟まってるの見てくる程度の連中なんでしょう)

 ぐっ、思わずハートブレイクしましたよ。 お姉さん。
 なるほど、凄まじい説得力です。

「ついでに聞くけど、この中に本物って?」

(怖い話しですが、一哉の選んだTOP3 、どうやら私の気配に気付いて狂乱しているようです)

「ぶはっ!!」

 エスの気配、割と黒い。 その気配にしっかり気付いて何らかのアクションを起こすって事は、あの連中本物なんだ……なるほど、エスが綺麗に気配を断つと、若干薄まった瘴気を見て取り、満足そうにお互い「やりますな」って感じの目でお互い頷きあって、狂気乱舞が収まりましたよ。
 なんだか、価値観って物が崩れそうになるなあ。
 と、様子を平然と見てる僕にも周囲の目が痛い……どうやら、僕もあの3トップの同類とか思われているのか? ああ、こっち見るな、そんな意外なライバル登場か!! 見たいな目でみるなートップ3!!

「ああ、もう帰りたい」

 僕の根性がつきかけた頃、部屋のドアが開いた。
by katuragi_k | 2006-02-13 04:56 | SSもどき
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