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例えばこんな聖杯戦争。

「あんた、背中がすすけてるよ」

「やかましいわっ」

対戦相手の吐き捨てる言葉さえそよ風のようだ。
ふふふ、笑いが止まらんな。 こんな見えている勝負などやるまでも無いんだがな。

(かずやさーん。 この方Qのワンペアでーす)

俺はキングのワンペア。

「2万レイズ」

「受けてやる!!」

あーあ、自棄になっちゃって。
カードをオープン。

「おおー」

辺りから歓声が上がる。

「兄さん、あんたはもうギャンブルは辞めといた方がいいよ」

(一哉さま……イカサマでそんなに威張らなくても)

ふ、男のロマンなのさ。

とりあえずチップをかき集めて計算してもらい、カードに獲得枚数を書き込んでもらう。 さて、腹ごしらえがてら周りを見回ってくるかな。

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数日前。

「一哉君、実は聖杯戦争が再び行われるらしいんだ」

「えーーーー!!」

「教会からの通達なのだが、表の世界から姿を消して久しい第687聖杯のありかが判明したらしい」

第687って。

「で、それをまた殺しあって手に入れろっていうんですか?」

「いや、今度はポーカーだ!!」

「はああ?」

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一体なんだって言うんだよなぁ。 判明した聖杯のありかが、裏のポーカー大会のトロフィーだなんてどういう冗談なんだ。 其れに……。

「ふ、その手は食わない」

女性の声に従って相手の腕をねじり上げるブルーグレイのスーツに身を固めた男。

「おいおい、兄さん。 イカサマは見つかったら終わりだぜ」

「クソッ!!」

腕を振り払い、カードを叩き伏せていく男を尻目に笑いを浮かべる男装の麗人。 毎度の如く、バゼットさんとランサーだった。

んで、あっちはと。

「解析完了……5万レイズ。 降りても受けても、俺の勝ちです」

「きゃーやったー!! 士郎すごーい!!」

「と、遠坂、落ち着けよ」

「リン、落ち着いてください」

かと思えば。

「おじ様、これで終わりですわ」

パタパタと開かれていくカード。 Aのフォーカード。 ガックリと肩を落とす壮年の紳士。 一息つくと銀髪の少女に礼を尽くし握手。

「またいつかお相手願いたいな」

「はい、此方こそ。 おじ様」

輝くような笑顔のイリヤスフィール・フォン・アインツベルン。 一体どれだけの猫を被っているのだろう……というか、何で参加できるのだ!!

「イリヤちゃんすごーい」

間桐桜まで居るし。 頭痛い。

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なんていう話をちらと思いついたが……イカサマばっかりだとネタが思いつかない。
何故かイリヤスフィールは何でも猫をかぶってこなしそうな気がするのですが。
まあ、一哉君こういう仕事もさせられてたと言う事^^;
by katuragi_k | 2004-11-15 22:51 | SSもどき
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